一般社団法人フランスレストラン文化振興協会 2024年ご挨拶

旧年中は一般社団法人フランスレストラン文化振興協会(APGF)の活動にご参加、ご支援を賜り誠にありがとうございました。
はじめに、このたびの令和6年能登半島地震により犠牲になられた方々に謹んでお悔やみを申し上げますとともに、被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。
余震が続く中、不安な日々を送られていることと思います。一日も早い復旧・復興をお祈りするととも、APGF としても他の料理団体と協力し、被災地復興の一助となる活動を模索してまいりたいと思います。

「一般社団法人フランスレストラン文化振興協会(APGF)」は昨年、コロナ後の食業界の「人材不足」という状況を見据えて、次世代育成の必要に答えるべく、「メートル・ド・セルヴィス杯・ メートル・キュイジニエ・ド・フランス ジャン・シリンジャー杯」を全国規模で開催いたしました。
1994年創設以来、20回目の節目となる両コンクールには久方ぶりに15名を超える来日フランス人プロフェッショナルを迎え、審査にご協力いただきました。
コンクールの結果はすでにHP等でご案内の通りですが、料理部門では鈴木雅也さん(セルリアンタワー東急ホテル)サービス部門では竹間祥子さん(レストランロオジエ)が栄えある優勝トロフィーを獲得、世界大会への途に就きました。

授賞式ガラパーティーではAPGF会員のシェフ、サービスパーソン、賛助会員の皆さんが日本各地の食材・産品生産者の皆さんと共に、すばらしいビュフェ料理を展開し、多くの支援者の皆さんと共に忘れられない夕べを過ごすことが出来ました。
このガラパーティーを機に、日本の優秀な地方の生産者と食材をフランスの料理業界につなげていく道筋が見えてきたことは喜ばしい限りです。

また昨年はコンクールを目指して「レジェンドの晩餐会」をはじめ、講習会を開催してきました。これら日本の食を世界一に押し上げてきた先達が蓄積してきた知見と経験を次世代へとつなげる活動については、さらに本年、東京だけではなく地方開催の実現を目指してまいりたいと思います。
コロナで途絶えていた直接の人的交流をさらに活発化して、ネットワークを広げ人材育成に尽力してまいる所存です。

APGF総会(2024年3月12日)において、本年の活動計画を発表してまいりますので、多くの会員のご参加をお願いするとともに、本年のさらなるご支援、ご協力をお願い申し上げ新年のご挨拶とさせていただきます。

2024年1月
一般社団法人 フランスレストラン文化振興協会
会長  大沢晴美
副会長 青柳義幸
副会長 山本正弘