フランス・レストラン文化振興協会とは?

私たち「フランス・レストラン文化振興協会(Association de la Promotion de Gastronomie Française 略称APGF)」は、1994年以来開催されてきた「メートル・キュイジニエ・ド・フランス "ジャン・シリンジャー杯“」(料理)と「メートル・ド・セルヴィス杯」(サービス)の主催団体をこれまでのフランス料理文化センター(FFCC)から継承し、両コンクールの継続を熱望する有志が参画して設立した任意団体です。
 

なぜ「フランス・レストラン文化」か?

レストランRESTAURANTの語源はRESTAURER(修復・復興する)というフランス語の動詞です。人の身も心をも「修復する場所」がレストランなのです。
そのレストランは、フランス革命(1789年)によって誕生しました。王侯・貴族が追放され、それまで彼らが独占して来た美食文化が初めて街に出たのです。大革命発生の翌年、「パリはレストランしている!!」と伝えたイギリス特派員がいたそうですが、その「パリのレストラン」はあっという間にフランス全土へ、そしてヨーロッパへと広がっていき、現代に至ります。
ところで、レストランの基本は、常にお客様が支払う対価に見合った料理とサービスを提供し続けることにあります。換言すれば、レストランとしては、食材の選択、調理、インテリア、テーブルウェア、サービスに細心の注意を払い、お客様には分けへだてなくその店として最良のおもてなしを提供し続けることによって、お客様からの評価を高めていかなければなりません。こうしたたゆまざる努力によって、レストラン文化は洗練の度を高めて来たのです。つまり、レストランとは、「自由・平等・博愛」というフランス革命の理念に深く根差した食文化の精華といってよいでしょう。だからこそ私たちは、私たち自身の名に「フランス・レストラン文化」を冠したのです。
 

なぜコンクールか?

レストラン文化は、食べ手であるお客様、作り手である料理人、そしてお客様と料理人をつなぎ、お客様がレストランに滞在している間の快適さを一手に請け負うサービス人の三者で成り立っています。ですから、私たちAPGFは、レストランはたえず料理とサービスの双方の質的向上を図らなければならず、そのためには定期的なコンクールというオープンな切磋琢磨の場が必要不可欠だと考えています。それに加えて、上記の両コンクールは、それぞれ「プロスペール・モンタニエ世界料理コンクール」と「ジョルジュ=バティスト世界サービスコンクール」への参加権を得られる日本で唯一のコンクールなのですから、その継続は日本におけるフランス・レストラン文化の更なる発展のため、ひいては日本の食文化全体の国際化のためにも、他に代えがたい重要性を持っていると確信しています。
 

結び

私たちAPGFは、これまで以上に高く大きな目標を掲げて参りますので、皆様の深いご理解と熱いご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
 

フランス・レストラン文化振興協会代表
株式会社オフィス・オオサワ取締役
FFCC親善大使
大沢 晴美